はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざり、ぢっとソースを見る…
『ITエンジニア脱ジリ貧の七つのポイント』第1回目「単価」のお話です。

どうも。ozです。

今日から、『ITエンジニア脱ジリ貧の七つのポイント』を書いていきます。
これは日々、様々な形でITエンジニアと接する私ozが、営業兼採用担当者としてITエンジニアに知っておいて欲しいと思ったことを記したものです。
偏った部分もあるかもしれませんが、こんなものの見方もあるのだということを知るきっかけにでもしていただければ幸いです。

では、さっそく1つ目のテーマ「単価」のお話をさせていただきます。

以前いた会社で、同僚のエンジニア(当時30歳)が手取りが17万程度しかないとボヤいていました。
彼はJava案件を8年程経験したプログラマーでした。単価は約50万円でした。
ある時、彼は社長と給与アップの交渉を行いました。
が、社長は数年前の顧客からのクレームを理由に給与アップを断りました。
確かに彼の単価は経験に対して非常に安いものでしたが、それでも会社に対する利益の貢献は大きかったはずです。

彼は自分自身の単価を社長から知らされておらず、日々上司から叱られるばかりで、自分の利益への貢献度を知らなかったのです。

今さら言うまでもないと思いますが、単価とは人身売買される時のエンジニアの値段であり、会社にとっての売上となります。※超過や控除はとりあえず考えないことにします。
実はこの単価なるもの、自分のこととなると知らないエンジニアが実は結構多いのです。
自分がどのくらいの単価でやりとりされているのかを知らないままでは、自分が社会でぐれくらい評価されていることも分からなければ、給与について会社に文句を言うこともできません。

ではなぜ、単価を知らないのか。
もちろん、知らされてないからです。
ではなぜ、知らされないのか。
これは上記と裏返しの論理になりますが、(単価を知らせない)経営者にとって単価を理由に給与交渉をされては困るからです。単価は参画する案件によって上がったり下がったりします。経営者にとっては、上がった時を基準にされては大変です。また、会社経営には様々なお金がかかります。社長や事務員、営業と言った間接部門の給与支払い、事務所費、通信費、接待費などなど…
経費や設備投資の額によって、必要とする利益も異なってきます。そのため、一概に「単価がこれだけだから給与はこれだけ」と言えるものではありません。

と、まぁ表向きはここまで。
ところが実際のところ、自社にどのくらいの利益があって、どれぐらいが経費で、どれぐらいが経営者の取り分かと言うことを知られたくない経営者がほとんどです。中小企業ほどその傾向は強いと考えて良いです。
なぜなら、中小ソフトハウスはエンジニアこそがお金を生み、経営者や間接部門はエンジニアに養ってもらっているのが実情。多かれ少なかれ引け目を感じているのです。もちろんすべてではありませんが、経営者は各エンジニアがあげている利益を(概算にしろ)知っているのを気持ちよくは思わないのです。これが不当に搾取されるジリ貧エンジニアの生まれる原因のひとつだと言えます。

ジリ貧に陥らないために、まずは自分の単価を知ること。これが第一歩です。
知っている方はもちろんそれで結構です。

営業担当者に「スキルアップのために自分の市場価値を知っておきたい」とでも言えば口を滑らせると思います。
ぜひ一度おためしください。

第2回以降で、その単価からどのような利益が生まれていくのか解説していきます。

次回は、『ITエンジニア脱ジリ貧の七つのポイント2 業界の仕組み』です。

Pocket