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はたらけどはたらけど猶わが生活楽にならざり、ぢっとソースを見る…
『ITエンジニア脱ジリ貧の七つのポイント』第2回目「業界の仕組み」のお話です。

どうも。ozです。
要らんこと言わんとさくさくいきます。

さて、業界の仕組みと言ったら、多重下請けじゃねーか、そんな話は耳にタコができるほど聞いたわ!
と言う声が聞こえてきそうですが、今日は前回のテーマ「単価」に絡めてのお話です。

以前、とある現場に参画していたエンジニアから、「隣の席のAさんは、50万円でやってるらしい。私の単価(62万円)を知って怒っている」と聞かされたことがあります。そのエンジニア曰く、Aさんはスキルも結構高かったそうです。
その時はへぇ~と聞き流していましたが、その後その話がAさんの顧客に伝わり、当社の顧客に伝わり、顧客を通じて私の耳に入りました。Aさんと当社のエンジニアは、現場は同じであったものの、顧客も異なり、商流も異なりました。

同じ案件でも異なる会社が間にいたり、そもそも間にいる会社の数が違ったりすることで、スキルに遜色がなくても単価に大きな差が生じることがあります。「単価=スキル」ではないのです。
だから、現場で頼りないと思ってるヤツが自分より単価や給与が高いからと言って落ち込むことはないし、単価が低いからと言って、スキルが低いと判断することもできません。

では何が理由で単価の差が生じるのでしょうか。
いろいろありますが、主に以下の5つが特に単価に影響を与える大きなポイントとなります。

1.商流による
これは皆さんご存知だと思います。上の話の通りです。よりユーザーに近い方が単価が高いです。
中間マージンを取る会社は1社あたり3~5万円程度となります。他の4つに比べて影響の度合いは大きいです。

2.言語による
プログラム言語によって、その時々によってニーズが異なります。一般的にニーズの高い言語の案件に参画すると単価は高くなります。関西に関して言えば、今はJava案件の単価が高くなっています。ただし、どう言うわけかPHP案件の単価はニーズの割に低く抑えられがちな傾向です。
上の当社のエンジニアはJavaの経験が豊富にあり、AさんはVB.netから最近Javaを習得された方だったそうです。

3.年齢による
単価に関して言えば、30代後半から40代半ばがピークとなります。40代半ば以降は徐々に下がり、50歳、55歳の節目ごとにガクッと下がる傾向があります。20代や30代前半は、高スキルであっても年齢を理由に抑えられる場合があります。
年齢が高くても若々しい方も当然いるのですが、経歴書と数回の顔合せでは判断できず、一般論を元にした年齢による判断が行われます。40代以上(特に50代)になると上流工程の経験の有無によって大きな差が生じます。

4.工程による
これはスキルそのものが違うと言えるので、単価に差が生じて当然ではありますが、現状では上流から下流まで一気通貫でみれるエンジニアの単価が平均的に高く、次いで設計者(プログラミングは行わない)、プログラマー、テスターと言う順で単価が高くなっています。

5.役割による
リーダーやサブリーダー、プロジェクトマネージャー等の役割を与えられれば一般的に単価はあがります。

これらを理解した上で、自分の単価が低い理由、自分の給与が低い理由を考える必要があります。
原因が分からなければ、有効な対策を打つことができません。

もっとも効果があるのは、商流を変えることです。
小さい会社が大きい会社の下請けにまわり、その逆転現象があまり起こらない原因はここにあります。
もともと商流が浅い仕事を受注しているエンジニアの単価は、商流が深い会社にとっては高すぎるのです。
当然、これは給与に反映されます。

まずは営業さんにはっぱをかけるのが良いかと思いますが、浅い商流にシフトすると言うのは一朝一夕にできることではありません。
なので、月並みですが自主学習で流行りの言語を習得したり、今の現場でより上流の仕事に関われるように立ちまわったり、リーダーを任されるように頑張ってみたり…
それでもダメなら商流の浅いところに移ることも検討するとか。

参考になればと思います。

では次回、『ITエンジニア脱ジリ貧の七つのポイント3 給与』、IT業界にありがちな姑息な給与形態について
お話させていただきます。ではまた。

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