どうも、ozです。
5年ほど前にとある管理者研修に行きました。

それは2泊3日の合宿と、半年間に及ぶ膨大な宿題、1泊2日の仕上げ合宿と言う長い長い研修です。

その合宿たるや、ほとんど軍隊(軍隊しらんけど)。
なにせ無駄にデカい声を求められる。仕事中にあんな声出したら怒られんで。
あと、いろんなミッションが与えられて、それに失敗したら連帯責任。本来は助け合って欲しいんやろうけど、どんくさい仲間にイライラするし、自分がミスをしようものなら凍り付くような視線に耐えないといけない。そんな職場どうかと思うけど。
体操もEXILEも真っ青な本気っぷり。終始キビキビ、腕の角度やジャンプの高さまで指導される。順番や左右を間違えようものならみんなで最初からやり直し。「またお前かよ」の感情をかみ殺して必死に踊り狂った。
成功したらこれでもかと褒めたたえて抱き合う茶番。恥ずかしい。ドライなボクにはムリなやつ。その中で自分に厳しく、上司に甘く(どやねん)の考え方を徹底的に叩き込まれる。
まさに日本人の大好きな自己犠牲の精神である。

私は元々声帯が弱いので開始2時間で見事に声が枯れ、合宿中はずっと、ほぼ「寝起きどっきり」のキャスターでした。おはよーございます。また、筋肉が細いので体はパンパン、痛めた喉から熱は出てくるし、最後はなんか勢いで行くしかない感じでした。ねむたハイもあって、もうなんかナチュラルに半分イってる感じ。妙に楽しいです。

宿題は宿題で大問題で、毎月が夏休み。それも働きながら。日中は営業として飛び回り、帰宅後に毎日2時間は机に向かわないと締め切りに間に合わん。読書感想文を書いたり、漢字、計算、作文、自画像…。自画像てw
学生の時に夏休みの宿題を一度も提出したことがなかったバチがあたったんやろうか。ほんま、何やってたんやろう。ゴメンね、先生たち。それと参観の時に黒板の端にいくつも息子の名前が書かれてたのを見たであろうオカン。ゴメンね。

で、その研修を受けた結果、確かにものの考え方は変わりました。
恥ずかしながら、必死になって指示されたことに従い、自らが犠牲になり、上司をフォローし、自分と部下には厳しく当たる…それこそが管理者の職務だと、思いこまされました。簡単な男です。騙されるタイプです。
厳しい先輩みたいな顔して仕切った入社式。ちょい斜め上、虚空を見上げて「国歌斉唱!」とか言ったのを思い出すだけで顔から火を噴きそうです。あの時の新人ちゃんたち、忘れてください。お願いします。

ところが人間、そんな長時間本質をごまかすことはできません。
自己犠牲どころか、ホウレンソウもできないヤツがそんな難しいことを継続出来るわけがない。テヘペロや。
すっかり元の木阿弥。商売人の血筋ですから。

もう、すっかり反面教師です。

それでも、そういう世界を知ったことは自分にとっては財産だと思ってます。
あれを良しとする社会。あれを良しとする経営者。なんだかねぇ。

なにより、強い反骨心を植え付けてくれた。ありがたいことです。

まぁ、いろんな意味で、一度受けてみるのもアリかも知れません。知らんけど。

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