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どうも。ozです。

あまり外国人を採用したことはないのですが、以前あったことを少し書かせていただこうと思います。

以前、ハローワークからの応募で東南アジアの国籍の方を採用したことがあります。
外国出身で日本で働いている方によくあるのですが、その方は非常に高学歴で日本語はペラペラ、ITのスキルも非常に高い方でした。

ペラペラと言っても営業には結構苦労しました。何度も何度も客先に足を運び、ご本人も辛かったことと思います。
ですが、日本人と結婚し、日本で子供を育て、日本に永住したいと言う切なる思いが伝わってくるので、何とかそれに応えたくて、2人で必死に頑張りました。

その結果、何とか案件にも恵まれました。

とは言え、やはり外国人。現場に出る以上、こちらも心配になります。
毎日SNSで連絡を取り合い、2週間に一度は現場に顔を出し、おひるごはんを食べながら様子を聞いていました。

ある時、彼が豚肉をまったく食べないことに気が付きました。

豚肉の入っていないメニューを探すのがあまりに真剣だったもので、私は宗教ですか?と聞きました。
彼は敬虔なイスラム教徒でした。それもかなり真面目に信仰している人でした。

日本人として生を受け、うん十年もこの土地で暮らしていると、そこでの「普通」が世の中の「普通」だと感じてしまいます。私は日常の生活の中で宗教を意識したことはほとんど皆無でした。
私の質問の後、彼は私にこう言いました。「ozさんの宗教は何ですか?」。

私は特定の宗教を信仰せず自らの行動規範を自らの思考にのみ頼っていることを誇りに思っています。はい、自己満足です。
そのため、自信をもって「無宗教です」と答えました。

ほどなくして、この外国人エンジニアは退職していきました。

正直、これには凹みました。

退職の理由は、聞けば聞くほど変わっていきます。
義父(日本人)が反対しているとか、国の仲間と仕事をしたいとか…

おそらく他に理由があるんだろうなと思いましたが、結局核心に触れることはできませんでした。

その後、ある方と話をしている時にこう言われました。
「無宗教と言うのは、国によっては最も嫌われるよ」と。

それかも知れない。
無宗教の話をする前と後で、なんとなく態度が変わっていたような気がします。

宗教を聞かれた時に、まともな説明もせずに「無宗教です」と返事をしたのですが、ひょっとしたら神をも恐れぬ人間と思われたのかも知れません。
真面目に信仰している方に対して、あまりに乱暴な回答だったと反省しています。

外国の方を採用する際は、自分の宗教のことをどう説明するか、誤解のないように伝えるかを予め考えておいた方が良いなと思った出来事でした。

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