さて今回はMINIX
MINIXはOSを理解するためにUNIXを模倣して少ないコードで実装されたものです。
皆さんも良く知っているLinuxが生まれたのも、リーナスさんがMINIXの改善要求したけど受け入れられなかったので自分で新しいOSを実装したことから始まります。
私は会社に入ってUNIXというOSを利用することが多くなりました。
しばらくして新人教育を担当することになり、それまでは業務で使っているミニコンの端末を合間に借りて研修してたんですが、業務との兼ね合いが難しく、色々考えた結果MINIXを使うことにしました。
HDDではなくフロッピーでも利用できるという当時としてもロースペックPCで動作可能という新人教育向きのOSでした。
その上各自のPC上で動くので、粗相してえらいことになっても本人以外に影響がないというすごいおまけつき!
業務用のミニコンで粗相されるとそれは大変ですからね たとえば rm -rf / (※決して試してはいけません)
それ以外にもフロッピーに収まる小さいOSですので、組み込み用のOSとして利用したこともあります。
(それでも大きいので大変ではあったのですが)
その後ご無沙汰してるつもりだったのですが、なんとIntelのx86CPUの内部コードとしてMINIX3が動いている事実を知った時はいろんな意味でビックリしたのを思い出しました。
皆さんもMINIXのコード覗いてみてはどうですか? OSの世界へようこそ!
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