仕事で雷と向き合うこともあるKASAです
雷って、数千万V~1億Vの電圧があります。仮に1千万Vだったと仮定しましょう。(ちょっと低め)
で落ちた場所から10km(1万m)先で落雷の影響がなくなる(0V)だとするとどうなるでしょうか?
式で書くと1000万V / 1万m =1000V/m ということになります。
これは何を意味するかというと足を1m離して立った場合、右足と左足との間で1000Vの電位差があるということです。
結構ヤバイ状況ということがわかると思います。
まあ、冬に服に貯まる静電気でも数万Vになることもあるので電位差だけでは判断できませんが・・・
雷鳴ったら一本足で立ちましょうw
で機械のお話に変えましょう
どういうことかというとアースと雷の関係です。
電子レンジや冷蔵庫、洗濯機などコンセントとは別にアースを取ると思います。
今ではコンセントにアース端子があって直接地面にアースを落とすことはないですが、
昔はアースを地面に落としてました。(今でも結局は対地アースですが)
今でもノイズ除去などの目的で地面に落とすことがあります。
さっきの右足と左足の話を思い出してみましょう、
1mで1000Vでしたから10m離れたアースとアースでは1万Vの電位差です。
もし別々に10mの距離で地面にアースを取った機械がコンセントに挿してあったら、
この機器間で1万Vの電位差となります。
最近の機器に内蔵されている電子機器は高電圧に大変弱いので一撃で壊れます。
電線に落雷でなくても近くに落雷するだけで機械が壊れる可能性があるということです。(関東方面では結構あると聞いています)
余談ですが、雲から天に向かう雷もあるんですよ。
超高層雷放電(スプライト)というんですが、
普通の雷の数十倍から数百倍のエネルギーがあるみたいです。
天に向かって輝くので、夜遠方で発生したものを見ることができることがありますが不思議な光景です。
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