フリーランスという名の魔力

皆さんこんにちは渡邊です。

ITエンジニアとして社会に出た時は、

ほとんどの方はどこかの会社に所属して仕事をしていることかと思います。

そして、会社に指示された現場に自分で選ぶという選択肢の無いまま着任する事が多いのではないでしょうか。

(決して会社に命令された先以外の現場に行く選択肢が無い事が悪いわけではありません)

 

前回のブログ『SNSを活用しようと試行錯誤していた時の発見  』で書いたように、

全ての技術をOJTや研修などで教えてもらえるわけではないですが、

ある程度の基礎は教えてもらえる(?)はずです。

そして現場で知らない事にぶち当たり、千切っては投げ千切っては投げ・・・(違)

Google大先生に教えを請いながら自分の技術の引き出しが増えていくのかと思います。

 

しっかりと下積みをして実地で培った技術を身に着け、

基礎の上に現場だけでは知りえない新しい知識や技術を調べて自分でやってみて、

そして応用技術がついてくるのでしょう(推測です間違ってたらスイマセン)

そして仕事もある程度できるようになった頃次のステップを目指される方が一定数出てこられます。

 

そうフリーランスで仕事をすると言う選択です。

 

営業という仕事柄私も実際に数多くのフリーランスで働かれている方と知り合います。

多分多くの方は収入をUPさせたいと思ったり、

人に使われるのが嫌でフリーランスになる事が多いんでしょう。

(中には次のステップの為に計画的に選ばれている方もいると思います)

ではフリーランスになればその収入UPや自分一人だけで仕事が完結できるという夢は実現できるのでしょうか?

次にその答えの一部をご説明できればと思います。

 

まず、フリーランスの方を営業視点からよく見ると多くの場合次の4種類のゾーンに分かれる気がします。

 

1.かなりレベルの高い技術力を有し収入も高い方

2.ある一定レベルの技術力を有し収入が高い方

3.かなり高いレベルの技術力はあるものの収入は低い方

4.ある一定レベルの技術力を有し収入が低い方

※収入が高い低いは関西での一般的なエンジニア相場によります

 

なぜこのような4つのゾーンが出来上がってしまうのでしょうか。

それは、フリーランスで仕事(客先常駐や請負など)をしようとすると次の問題が生じるからだと思います。

 

誰が営業するのか・・・これねこれ!

 

客先常駐の場合はSES営業をしている会社に頼んで営業してもらうやり方があります。

 

では持ち帰りの受託で仕事をしようとすると仕事を取ってくる営業も自分でしないといけなくなります。

以前のコネクションで仕事を回してもらえる方はまだマシです。

(そのルートの仕事が途切れた場合のリスクはありますが)

 

技術力はあるけど思ったより収入が増えない方はきっとこの営業で苦戦しているものと思われます。

半分営業して半分の時間でシステムを作って納品し瑕疵担保責任まで付いてくる・・・

不具合が出て納品後もけっこう手がかかって他の仕事ができない・・・_| ̄|○

 

収入が安定せず正社員で働いていたころと年収は変わらないのに、

仕事がいつなくなるかわからないという不安が常に付きまとうという恐怖が漏れなくついてきます。

 

結局自分で仕事のルートを確保し自ら何でも切り開いていく力量のある方と、

良い営業会社や営業を捕まえた人だけがフリーランスの良い部分をうけとれているのではないでしょうか。

事実私が営業させてもらっているフリーランスの方は、

技術力が高く収入も割と高い(あくまで関西で)収入を取られている方はいます。

 

営業としては頑張って高い予算を持ってレベルの高い仕事を持っている先を確保しにいかなくてはいけないので、

かなりのプレッシャーはありますがこれも縁なので、

自分はラッキーだと思って日々営業していきたいと思っています。

 

余談にはなりますが、エンジニアの方を良いように使っているだけの営業会社もおられるのは事実です。

営業は営利活動なのできれいごとは言いませんが、

あと少しだけエンジニアの方の事を考えて頂ければ三方良しの関係になれるのになーとか思います。

 

あ・・・そう言えば、

関東ではそこそこ聞こえてきてますが、

関西でもフリーランスの方が段々仕事につきにくくなる可能性があるお話は後日また・・・



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