還暦迫るプログラマKASAです。
さて突然ですが「突入電流」です。
このワードがでてきたのには理由があります。
そのうちブログにでも書こうと思っているちょっとしたIoT機器の工作?をしている時、
USB定格200mAのボードをPCから給電するとうまく動かなかった事から始まります。
PCのUSB2の出力規格は500mAなので十分なはずです。
そこで出てくるのが突入電流というやつです。
小難しい話は別にして、要はスタート時にはたくさん電気がいることがあるということです。
それに見合う電気が供給できないとうまく動かないわけです。
電子工作の場合、安直に対応するにはコンデンサという電池の役割を果たすものを入れます。
そうするとまず電気はここに貯められ、装置の動作時に電源からの供給に加え、コンデンサからも
電気が供給されるため起動させることができます。(そういかないケースもあります)
なぜそんなことをここで書いているのかというと以外な場所で遭遇するからです。
例えばモバイルバッテリで2A対応と書いてあっても定格2Aの装置を動かせないことがあります。
野外で使うエンジン発電機も同様です。500W対応といっても定格500Wを動かせるわけではありません。(動かせるのもありますが)
動いたとしてもバッテリ(発電機)にもつないだ機器にも良いことはありませんし、注意しましょう。
気のまわる人は家にあるブレーカーを思いつくかもしれません。突入電流が大きいものをつなぐとブレーカーは大丈夫かと
そこは基本的には大丈夫です。一般的なブレーカーは指定アンペア以上が一定時間以上流れないと切れません。
突入電力で瞬間的に流れる電流が増えても大丈夫です。
で最後に逆?のお話、(実はこっちが個人的には苦悩中)
IoT機器の場合消費電力が少ない方がありがたいわけで、使うボードも低消費電力のものを選びます。
低消費電力とはいえ電気は必要です。(当たり前) コンセントに繋がない利用スタイルを検討するとき
電池だと心許ない場合、USBのモバイルバッテリとか思いつくと思います。
ところがです、こいつらも省エネのため自己スリープをします。(充電終わったらOFF)
何が問題か、消費電力の少ない機器をつないだ場合、流れる電流が少ない(充電が終わった)と思って
OFFになってしまうのです。
突入電流だけでなくIoT機器の電源問題は深いorz
さああなたも弊社で幅広い知識をつけませんか、 お待ちしています。
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